いざ副業でwebライターに挑戦しよう!と思っても、何から始めたら良いのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。特に次のような疑問を抱くことが多いです。
- ライターに関する情報収集法
- 学習方法
- ライターの仕事内容や流れ
- ライターの仕事の始め方
- 案件を受ける時の注意点
- どの程度の初心者が仕事を受注できるのか
- どれくらい稼げるのか
未経験者にとっては、漠然とした疑問や不安を感じます。まずは、ある程度の知識を身に付けなければならないと思い、学習方法について考える方が多いと推測できます。
GoogleやSNSでライターの学習について検索をしたところ、学習方法は大きく2つに分類されていました。
- 『独学』
書籍や、ネットから情報を得る。
ライターの仕事を実践しながらスキルアップをしていく。
弟子入りすることもある。 - 『受講』
さまざまな所がwebライターの講座を開いている。
受講料や合格者特典、受講内容が大きく異なる。
料金の違いも大きいので、どの学習方法にするか悩みますよね。
そこで、私が選択をした『Webライティング技能検定』について詳しく解説していきます。
何から始めたら良いのか迷っている方の判断材料になればと思います。
この記事では以下の解説をしています。
・webライティング技能検定とは何か
・教材内容
・学習から本試験合格発表までの実際
・メリットとデメリット
webライター技能検定とはどういったもの?

こちらが日本クラウドソーシング検定協会のホームページです。webライティング技能検定について詳しく掲載されています。


この協会は、以下のような目的を持って2015年7月1日に創立されています。
- クラウドクリエイターの人材教育
- 社会的地位向上
- 雇用機会の充実
- 地方創生
日本初のクラウドソーシングに関する検定と資格認定を実施しています。クラウドソーシング上で仕事をするための、基礎的・専門的な知識や技術のスタンダードを定めたものになっています。



この検定に合格すれば、最低限の知識や技術は身につけているという証明になりますね。
webライターの学習方法には『独学』もあります。その人の知識や技術がどの程度あるのかは、クライアント側から見ると、不明瞭な部分が大きくなります。特に初心者のライターを起用する時には、より、その人が持っている知識や技術が気になるはずです。不明瞭な部分を明確に提示できることは、両者にとってメリットな部分ではないでしょうか。
なぜ『webライティング技能検定』を受けることにしたのか
私が『webライティング技能検定』を選んだ理由は、以下の通りです。
- 漠然とした不安や疑問を解消したかった
- 初心者が理解できる難易度だった
- 高額な受講料ではなく、すぐに支払える金額だった
- webライティング技能士であることを「ID・認定カード・合格証書」で示せる
- 努力次第では、最短2カ月ほどで習得できる
- 資格合格者インタビューがホームページに掲載されていて、受講のイメージができた



他の講座とも比較検討しましたが、上記の理由で私にはこの検定が一番ベストだと判断しました。
テキストと付録
申し込みと受講料の振り込みを終えた後、数日して以下の教材が届きました。


【スタートアップガイド】
試験から合格なでの流れが詳しく記載されています。
【オンラインシステムIDパスワード通知書】
オンライン試験システム用のID・教材パスワードが書かれています。


【クラウドソーシング案件の手引き】
様々な案件説明と細かい注意点の説明。
【受講の手引き】
通信講座の受講ガイド。


【付録資料ISV練習法】
日本クラウドソーシング検定協会が発案した語彙力、発想力を鍛えるための練習。
【美タイピング】
タイピング能力を上げる。


【技能検定講座基礎編テキスト】
基礎から学べる内容。
【問題集】
模擬試験・本試験に向けた基礎編の問題集。


【技能検定講座実践編テキスト】
実践的なwebライティング技術を向上させる内容。
【問題集】
模擬試験・本試験に向けた実践編の問題集
学習から本試験合格発表までの実際
学習の進め方については、基礎編のテキストにも詳しく記載されています。



ここでは、私が実践した内容をお伝えします。


【しっかり読み込む理由】
- webライターをする上で必要な知識・技術を正確に知る。
- お金を払って手に入れた教材だから、一語一句も無駄にしない。
択一問題では、4択の書き方で答えが分かる問題が多くあった印象です。
『覚えているつもり』『知っているつもり』を防ぐためにも、テキストはしっかり読んだほうが良いと考えます。同じ検定に合格しても、ここで身についているものの差が出るのではないでしょうか。


【問題を解いてみてどうだったか】
- 難易度は高くないが、ケアレスミスは起こる
- テキストを読み込んでいれば9割以上は正解できる
本試験では、記述問題があります。できる限り記述の時間を確保したいので、択一問題は正確に短時間で解き終えるようにします。そのためのトレーニングが必要で、ケアレスミスを防ぐためにも、問題集は全部で3回解きました。模擬試験も本試験も、択一問題はほぼこの問題集と同じ問題が出題されている印象でした。
50問の択一問題です。模擬試験は全部で3回受けられます。高得点を取得していても、3回解いている方が良いかと思います。最後の1回は、最終確認の意味で本試験の前日に受けるのがベストです。
模擬試験結果には次の記載があります。
自分に不足しているところがどこかが、しっかり分かるようになっています。
- グラフ化:カテゴリー別の点数がグラフ化され、弱点カテゴリーが一目で分かる。
- コメント:今後どのような学習が必要かを明記してくれている。
- 解説:間違った問題の理解を深める。
オンライン試験システムで、本試験の総評が出されています。
本試験と同じお題で、実際に考えて記述してみる方法が主流のようですが、
私は、模範解答を転写する方法を取っていました。
お題のネタは、スマホで検索すればたくさん出てきますが、ライティング技術は検索できないので、書き方のパターンを習得するために転写をしていました。
その分、問題集の記述問題はしっかり考えて解きました。
本試験は月1回実施されています。
オンライン試験システムで、本試験の日時と入金期日が表示されています。入金後は本試験日の選択はできず、強制的に直近の試験日で受験することになります。振り込みは、試験日の3営業日前までに振り込むように記載されています。
どのような理由であっても、返金対応はされていないようなので、入金のタイミングには注意が必要です。本試験受験料は6000円(税込)です。
記述問題は4問出題されます。1問15分かけて解く事を考えると、50問の択一問題は30分以内で解く必要があります。
タイマーをかけながら解くことで、安心して集中できました。
私の場合は、『択一問題20分、記述問題各15分、見直し10分』で時間配分しました。
択一問題の難易度は高くありません。記述問題で時間内に文章が書けるかが重要になります。
本試験後1カ月以内に登録したメールアドレス宛に合否が送られてきます。オンライン試験システム内でも発表されます。
合格率
webライティング技能検定試験の合格率は、46.7%と明記されています(第1回目〜80回目の受験者人数から算出)
しっかり学習をして挑めば合格できるとされていて、実際に試験を受けてみた結果、難易度は高くないと感じました。
Webライティング技能検定のデメリット
- パソコンに関する問題は全てWindowsが対象になっています。私はMacBookを使用しているので分かりにくい部分がありました。
- 美タイピングのテキストもWindows・Chromebookが対象です。DVDが付属されていますが、私のMacBookでは見れないので、このテキストは使用しませんでした。
→※修正※Web版でMacBookでも使用可能でした。 - ISV練習法は、テーマに対する発想力と語彙力を鍛えて関連する単語を糸口にライティングを行おうとする目的があるようですが、キーワード調査のためのツールを活用すれば、自ずと関連単語は出てくるので、この練習の必要性があまり感じられませんでした。
美タイピングのテキストとISV練習法のの教材は、2016年3月から追加されたようですが、希望者のみの付録で良いと考えます。この2冊分の教材費が無駄になったように感じて残念です。
→美タイピングはWeb版で使用可能でしたが、やはり私はタイピングの練習はしませんでした。



Web版の使用過程を説明しますね。
「タイピングソフトの使い方」にURLが記載されています。「インプレスブック」を開く。
特典をクリックすると質問が出されるので、本を見ながら答えます。
質問に答えられると、ダウンロード画面が開きます。
Webライティング技能検定のメリット
- クラウドソーシングに1度も関わった事がない初心者にとっては、とても分かりやすい内容。
- webライターをする上で必要最低限の内容が網羅されている
- 試験を終える頃には、漠然とした疑問や不安は解消されている
- 普段の仕事と関連性が薄い部分は、初めて知ることも多く勉強になる
- 基礎編と実践編で実際のライティングに役立つ内容が多く、すぐに再現化できる
- ID・認定カード・合格証書など形に残る
まとめ
- webライティング初心者にとっては、とても分かりやすい
- 再現化しやすい内容
- 教材内容はWebライターにとって基本的に必要な内容が網羅されている
- 試験の難易度は高くない
- デメリット・メリットの両方がある
初心者であれば役立つ内容が多いと感じます。この検定に合格したからといって、仕事が貰えるわけではありません。しかし、必要最低限の知識を身につけた事が自信につながり、最初の第一歩が踏み出しやすくなります。私はこの検定を受けて良かったと感じています。
次回は、実際にライターの仕事を受注してどうだったかをまとめていきます。
引用・参考文献
『webライティング技能検定スタートアップガイド』
『webライティング技能検定基礎編のテキスト』
『日本クラウドソーシング検定協会のホームページ』