看護師をしていると「看護」は好きだけど、看護師辞めたいと思う方が多いのでは無いでしょうか。
看護師は、仕事内容も人間関係も厳しい職だと言えます。
転職を繰り返して実感したことは、場所によって人間関係の良し悪しは大きく違うことです。

良質な人間関係を築いている職場に出会う可能性もあるのですね。



でも、闇雲に転職しても良い結果にならなかったことも経験したわ。
転職に失敗しないためにも、自分を知り「ありたい姿」を見つけ、デザインをしていく必要があります。
今回は、闇雲に転職をせずに済む方法の一つ、キャリアデザインについて解説していきます。
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①看護のお仕事
②ナースではたらこ
③ジョブメドレー



『キャリア』と聞くと、資格取得や管理職を目指したり、難しいイメージ…



最近は『キャリア』の捉え方が多様化しているから、昇進や資格取得などだけを表すものではなくなっています。



キャリアが多様化??



キャリアの多様化によって、キャリアデザインも個人的な働きが重要になっています。
多様化している『キャリア』について知ります。
看護師に必要な『キャリアデザイン』について知ります。
「キャリア」の捉え方


キャリアとは、生涯を通しての人間の生き方、表現である
エドガー・H.シャイン(Edger Henry Schein)



なるほど。人生を全部ひっくるめてキャリアと表現するのですね。仕事に重きを置くのではなく、個人の人生を大事にできます。


「人生キャリア」は、人の一生における経歴一般の事を示し、
「職業キャリア」は、職業を切り口として捉えた場合の人の一生・経歴・履歴の特定部分を示します。
「キャリア」は、これらの職業や人々の生き方全体を俯瞰し、個人の生活の向上を意味しています。
個人をめぐる環境は、過度に集団的なシステムからより個人に配慮するシステムへ転換しています。
<キャリアを考える際は年齢層によって未来型か、過去の業績に重きを置くかが異なってきます。>


【引用】 厚生労働省発表「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」
新盤キャリアの心理学 キャリア支援への発達的アプローチ.渡辺三枝子編.ナカニシヤ出版
キャリアデザインについて


キャリアデザインとは、人生全てをひっくるめて自己実現に向けた人生設計することです。ワークライフバランスをとりながら、一つの職場に捉われず、個人的な働きかけをしていきます。



ありたい姿に気づくためには、セルフコーチングが必要になります。
人は一生の人生の中で、大きな転換期を何度か迎えます。
結婚、離婚、出産、子育て、介護、病気など。
そして、これらのイベントで影響を受けるのは以下のデーターからも女性が圧倒的に多いと言えます。
♦︎介護者の構成割合は男27.2%、女性72.8%
♦︎育児休暇の取得率は、男性12.7%、女性81.6%
♦︎2016年に離婚した夫婦のうち、妻が親権を行うケースは84.4%、夫が親権を獲得しのは11.9%
厚生労働省 「2010国民生活基準調査」「2020雇用均等基準調査」「2018我が国の人口動態」
人生のイベントに遭遇した後にキャリアについて悩むことは多くありました。
- 自分の目指す看護師像に近づけるのか
- 仕事を続けられるのか
- 周囲に迷惑をかけて一人前の仕事も出来ていない
- 両立がしんどくて先の事を考えられない
- どちらも中途半端になっている
女性は人生において”重き”を置く優先順位は変化しやすい。
家族を含めたライフプランも考え、キャリアデザインを設計することが重要になります。
そして、そのキャリアデザインは人生の節目でしっかり立ち止まって繰り返し見直す必要があります。
看護師という職業は1886年に日本ではじめて看護婦養成所ができ、1900年頃から看護婦が定着し、女性主体の職業になりました。2001年に「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」に名称が変わったことをきっかけに、2002年3月から統一して「看護師」と呼ばれるようになりました。しかし、2010年末の就業看護師は男性95155人、女性1123451人です。2008年から2018年の10年間に、2倍以上の男性看護師が増えていますが、まだまだ圧倒的に女性が多い職場になっています。
厚生労働省資料「就業保健師等の年次推移 平成30年」
看護職は女性が圧倒的に多い職場になっています。
人生のイベントの遭遇している人も周囲に必ずいるはずです。
個人の人生を大事にしながらイキイキと仕事をする集団になれたら理想的です。
まとめ


看護師の仕事は、体力的・精神的に負担が大きい職業です。
その分やり甲斐もありますが、キャリアデザインを設計することで、より生き生きと目的を持った働き方や生き方が探せます。
目先のことだけでなく、長期的に見てこの仕事経験は必要だと思えるかどうかは、キャリアデザインを設計しているか否かで差が出るところです。
どの時間もこのために必要なのだという目的が持てるようになれば、小さな悩みに振り回されることは減り、貴重な時間を有効に使えます。
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②ナースではたらこ
③ジョブメドレー